のどが乾く
2012年10月15日 18:10
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のどについて
のどの乾きは日常生活においてよく起こる症状です。空気の乾燥、食事の影響(味付けが濃い、ぱさぱさしていた)などからくる生理現象がそのほとんどです。
しかし、十分水分をとっても乾きが改善しない場合、何らかの病気が隠れている可能性があります。
のどが渇く原因には以下のようなものがあります。
① 体の水分が足ない場合(水分・食事がとれていない、発熱している など)
② のどに異常がある場合(唾液腺の異常 など)
③ 全身疾患がある場合(糖尿病やその他の代謝性疾患 など)
④ 精神に不調がある場合
⑤ 薬の影響がある場合(睡眠薬や鼻炎薬の内服 など)
のどの乾きを訴えて来院された方には、まずは問診を行い、持病や内服薬などの確認をさせていただきます。その後、視診を中心とした診察、必要な検査を行います。
唾液をつくる唾液腺も耳鼻咽喉科の専門分野ですので、唾液の量が減る病気について詳しく調べることもあります。具体的には唾液腺炎、唾石症、唾液腺腫瘍、シェーグレン症候群、IgG4関連疾患などです。
「のどが乾くだけで受診していいの?」と考えられる方もいらっしゃると思います。しかし、のどの乾きが病気のサインである場合もあります。のどの渇きが気になるようでしたら一度、来院されることをおすすめいたします。